CC BY 4.0データの利用申請テンプレートについて
2017年3月17日、英国OpenStreetMap Foundation(以下OSMF)より、Creative Commons BY 4.0(以下CC BY 4.0)のデータをOpenStreetMapで利用する際のライセンスの互換性についての解説が行われ、CC BY 4.0とODbLの間でライセンスの互換性がないことが明確にアナウンスされました。[1] [2]
そして同時にOSMFより、CC BY 4.0でデータを公開している組織・団体に対してOpenStreetMapでデータを利用するための特別許可を得る申請書のサンプルが提示されました。[3]
この申請書を修正することで、OpenStreetMapマッパーはデータ公開主体に対して申請を行い、データの利用の許可を得ることができます。
2つのライセンスの間に直接の互換性が無いことは非常に残念ではありますが、昨今、各自治体のウェブページ等から公開されている様々なオープンデータを活用するにあたって、この申請書は非常に有用な役割を果たすと考えられます。
OpenStreetMap Foundation Japan(以下OSMFJ)では、こうしたデータ利用申請をサポートすることを目的とし、OpenStreetMapマッパーが個人で申請を行わず、OSMFJが代理となって利用申請を行う活動を開始します。
また、この活動はあくまでもOSMFJのマッピング支援の一環であり、もちろん、マッパー個人が個別に各団体へ申請を行うことも可能です。
OSMFJへ代理申請を依頼する場合、以下の要領を添えて [info@osmf.jp] までメールを送付ください。
- 申請者のOpenStreetMapユーザ名
- 利用を希望するデータセットの名称
- 利用を希望するデータセットのURL
- (Option) データセット担当者のメール連絡先
マッパー個人で申請可能な場合には日本語訳済みの申請書を使うことができます。[4]
また、実際のデータ利用作業、特にインポート作業については、上記OSMFのブログでも記載がある通り、インポートガイドラインに示されているプロセスに従って、作業実施前に talk-jaメーリングリストでの相談や、importsメーリングリストでの相談が必要です。
不明点があれば対応させていただきますので、こちらに関しても [info@osmf.jp] までメールにてご連絡ください。
OpenStreetMap Foundation Japan
[1] https://blog.openstreetmap.org/2017/03/17/use-of-cc-by-data/
[2] https://blog.openstreetmap.org/2017/03/21/openstreetmap%e3%81%ab%e3%81%8...
[3] https://drive.google.com/file/d/0B3PN5zfbzThqeTdWR1l3SzJVcTg/view
[4] https://docs.google.com/document/d/1q_epIkPv6meigJR1iy-yxcl37qjvDUcka8O4...